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仏滅や大安って何?|六曜と関連行事の日程について

2024.9.27

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仏滅」や「大安」といった文字をカレンダーで見たことがありますか?これらは「六曜」と呼ばれるもので、現在の曜日(月曜から日曜)とは全く関係がありません。六曜は中世、日本の鎌倉後期から室町時代初期にかけて中国から伝わった文化です。幕末から明治時代になる頃には、その日の吉凶運勢を測る指標として使われ、それが現在でも使われています。今回はこの「六曜」について、各曜日の意味と吉凶のタイミング、曜日のつけられ方、六曜を考えるべき行事についてを解説していきます。

六曜の曜日の意味

六曜には、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜日があります。基本的に、この順で六曜は設定されるので、この順に解説していきます。

先勝

先勝は「せんしょう」や「せんかち」と読み、意味は「先手必勝」です。六曜においては、午前11時〜午後2時までを午前中と呼び、午後2時〜午後6時を午後と呼びます。先勝は、午前が吉午後が凶とされ、急ぎの用事や勝負事に向いています。商談や開業を午前中に行うと良い日です。ただし、午後は凶なので控えたほうが良いとされています。

友引

友引は「ともびき」や「ゆういん」と読み、「友を引く」という意味があります。このため、葬儀には不向きとされ、友人や家族を不幸に引き込むとされています。逆に結婚式や入籍などのお祝い事に関しては推奨される日となっており、大安の次に選ばれる曜日となっています。午前中は凶午後は吉で、祝い事や商談は午後に行うのが良いとされています。また、勝負事は五分五分になると言われています。

先負

先負は「さきまけ」や「せんぷ」と読み、「先手必敗」という意味があります。午前中が凶午後が吉とされ、重要な行事は午後に行うのが望ましいです。また、控えめな行動が推奨される日で、大きな決断を避けるべきとされています。

仏滅

仏滅は「ぶつめつ」と読み、「仏が滅びる」とされ、六曜の中で最も凶の日です。一日中が凶とされ、祝い事や大切な行事には避けられます。ただし、「全てがゼロになる日」という解釈もあり、新しいスタートには適していると考える人もいます。

大安

大安は「たいあん」と読み、「大いに安し」という意味で、六曜の中で最も吉の日とされています。一日中吉とされ、すべての行事に適しています。祝い事、開業、移転、商談など、大切な行事には非常に良い日とされ、最も選ばれることが多い日です。

赤口

赤口は「しゃっこう」や「しゃっく」と読み、「赤」は火や血を象徴する凶日とされています。午前11時から午後1時のみが吉とされ、それ以外の時間帯は凶です。このため、火や刃物に関わることは避けたほうが良いとされ、祝い事や商談には不向きです。

六曜のつけられ方

六曜は、以下のルールで決定されます。 ・旧暦の1月1日が「先勝」から始まる ・1日以降は、上記の順で「友引」「先負」・・・と続いていく ・2月1日は「友引」、3月1日は「先負」・・・と続いていく ・7月1日は「先勝」に戻り、8月1日は「友引」・・・と続いていく このようにして、六曜の曜日は決められています。そのため、月末と月初付近では、六曜が順番通りとは限らない場合があります。

まとめ

今回は、六曜の各曜日の意味と避けるべき行事、さらに六曜のつけられ方を解説いたしました。六曜に関しては、現在では迷信だろうと全く気にされない方も多くいるかとは思いますが、気にされる方もいらっしゃる可能性が高いです。そのため、様々な行事を開く際には、六曜を気にされる方にも配慮しながら、日程を決めていただければと思います。

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