logo

賀寿(がじゅ)とは?長寿祝いは何を送るべきか|テーマカラーも解説

2024.9.26

  • マナー
  • ライフプラン

賀寿とは

賀寿とは、長寿祝いの総称のことを言います。長寿祝いの具体例としては、「還暦」や「古希」、「喜寿」などがあげられます。それぞれのお祝いのタイミングによって、テーマカラーも存在します。 江戸時代ごろまでは、人生50年というほど平均寿命が短かったため、40歳以上から長寿を祝うという文化ができたようです。時代とともに、平均寿命が延び、現在では還暦以上を祝うのが主流となっています。

賀寿の種類と由来

還暦(かんれき) 60歳  テーマカラー:赤

干支が、60年で一巡することから、暦が還る・・・還暦と呼ばれるようになりました。 「赤いちゃんちゃんこ」のしきたりのイメージがありますが、贈り物としてこだわりすぎる必要はありません。

古希(こき) 70歳  テーマカラー:紫

有名な中国の詩人の杜甫が「人生七十古来稀なり」と呼んだことが由来とされています。意味としては、七十歳まで長生きする人は、昔から稀であるという意味だそうです。

喜寿(きじゅ) 77歳  テーマカラー:紫

草書体で七十七を縦で書くと、「喜」という漢字に見えるということから、喜寿と呼ばれるようになりました。

傘寿(さんじゅ) 80歳  テーマカラー:黄・金茶

「傘」という字を略字にすると「八」と「十」に分解できることから、傘寿と呼ばれるようになりました。

米寿(べいじゅ) 88歳  テーマカラー:黄・金茶

「米」という漢字を分解すると、「八」「十」「八」というの三つの漢字に分解できることから、米寿と呼ばれるようになりました。

卒寿(そつじゅ) 90歳  テーマカラー:紫・白

「卒」という漢字を略字にすると、「九」と「十」に分解できることから、卒寿と呼ばれるようになりました。

白寿(はくじゅ) 99歳  テーマカラー:白

「百」という漢字の一番上の一をとると、「白」という漢字になることから、白寿と呼ばれるようになりました。

百寿(ひゃくじゅ) 100歳 テーマカラー:白・桃

百歳のお祝いであるため、「百」という漢字が使われます。また、100年=1世紀であるため「紀寿」とも呼ばれます。

お祝いをするタイミングは数え年か満年齢どちらか

もともとは数え年で祝うのが習わしでしたが、現在は満年齢でお祝いをする家庭が増えてきています。どちらでも問題はありませんので家族・親族間で確認するのが良いでしょう。 賀寿をお祝いするタイミングは、単に誕生日をお祝いするというわけではないため、親族がそろいやすいタイミングでお祝いを開催することが一般的となっています。しかし、長寿祝いの場合、主役の方の健康状態を最優先で配慮する必要があります。贈り物に関しても、年齢的配慮をする必要があるため、慎重に考えましょう。

関係性によってお祝いの形を考えることも

親戚でもない、少し遠い関係の方であれば、「祝還暦」や「祝喜寿」など「祝〇〇」と表書きのあるのしをつけて、紅白の蝶結びの水引で品物を送るのがマナーとされています。 一方、家族などであればそこまでせず、気軽に長寿祝いの品を渡したり、お祝いの席を設けたりするなど、お祝いと感謝の気持ちが込められていれば形式には拘らないという声も多いようです。

まとめ

今回は、長寿祝いである賀寿とお祝いを行うべきタイミングについてご紹介しました。 もし、親族が賀寿まであと少しまで近づいているとしたら、次の賀寿も無事にお祝いできるようにという気持ちと祝福の気持ちをこめて盛大にお祝いをしましょう。

この記事を共有

  • Xでシェア

  • LINEでシェア

  • Facebookでシェア

一覧に戻る

タグ一覧

  • 葬儀
  • マナー
  • 相続
  • 終活
  • 費用
  • 宗教
  • 家族
  • 服装
  • ライフプラン
  • ペット
  • 法要
  • お墓

TOPへ